2006年05月08日

Access Study:データベース分割ツール

Microsoft AccessをLAN環境で使用する場合に、フロントエンド・バックエンドに分割したい時に使う。(これはAccess2003の環境で書いています)

開発環境では一体のmdbとして作成したほうがレスポンスも早くて都合が良いのですが、実際の使用環境はLANで複数ユーザが使用する場合は、フロントエンドを各クライアントに置いて、データベース部分はサーバ(でなくとも良いが・コスト的にはPCでも)に置く。特にPCは使用できるがサーバの専任者が居ない場合は、その後のランニングコストを考慮するとPCの方が良いのでは。

さて開発も完了し、データベースとフロントエンドを分割するには
「ツール」→「データベース ユーティリティ」→「データベース分割ツール」で分割する。フロントエンド部分は各クライアントへコピーする。バックエンド部分はサーバ(に相当するPC)へコピーする。

クライアントPCでそのAccessを起動し、「テーブル」で「矢印のついたテーブル」をポイントし右クリックで「リンク テーブル マネージャ」→「全てを選択」→「OK」を押し「新しい場所」でテーブルが配置されているネットワーク接続先を指定する。再度変更するときは「リンク先を更新するためのプロンプトを毎回表示する」にチェックを入れる。

これで各クライアントからデータベースを開くと、サーバ(に相当するPC)からデータだけをアクセスするように設定可能である。一体でテストしている時に比較して、LANを経由するのでコマンドボタンを押してから一瞬の遅れが生じる。私のテスト環境ではクライアントの解像度の違いを吸収する方法を検討しなければならなかった。

(2006/11/27)Accessをフォームだけで表示


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投稿者 owner : 2006年05月08日