2024年04月05日
映画「オッペンハイマー」を観た
日本での封切り日3月29日に予定していたが、仕事と重なりその日には観られなかった。
米国で公開されてから、日本での公開はいつになるかと思っていたが紆余曲折があり、長い間公開されなかった。
クリストファー・ノーランの映画を全て観ているわけではないが、映画館で観たのは
2014 「インターステラー」
2017 「ダンケルク」
2020 「TENET」
TVでは「ダークナイト」、「インセプション」を観た。
ノーランの作品はカメラの時間軸から見て過去や現在を行き来する場面を多用する。
今回の「オッペンハイマー」もそのような傾向が見られる。学生時代だったり、マンハッタン計画を指導したり、アインシュタインとの話だったり、
主演(オッペンハイマー役)のキリアン・マーフィーが「ダンケルク」に出演していたとの情報から、どのような役だったのだろうと調べたら、船に助けられたが、その船がダンケルクに向かっていると知りあせりだしたりする役なのをネットで確認した。
ルイス・ストローズ役が「アイアンマン」のロバート・ダウニー・Jr。映画を観ながら渋いな・うまいなと考えていた。アカデミー助演男優賞を受賞している。
レスリー・グローヴス役のマット・デイモン。「プライベート・ライアン」で若い兵士の役から、「ジェイソン・ボーン」シリーズでCIA暗殺者のタフな役。身体を太らせ中年の陸軍将校役。マット・デイモンが出演しているのは知っていたが、映画の中で登場した時には誰だかすぐには気付かなかった。
ルイス・ストローズがオッペンハイマーに「卑しい靴売り」と言われる場面があるが、つい先日にあった川勝静岡県知事が新人職員への訓示での、職業差別発言を思い出した。
劇場で映画を観たのは「West Side Story」以来なので、約2年振り。大音響に包まれて大画面を楽しんだ。IMAXなら、もっと大画面で大音響なのだろうか、まだIMAXを経験していない。
映画を観終わって、日本で公開が遅れた理由、公開をためらったらしい理由が理解できなかった。人間オッペンハイマーがあれだけ苦悩、後悔した様子を表現していたのだが。広島、長崎の惨状を映像化していなかったのがいけなかったのか。一瞬ではあるが、皮膚が焼けただれたような女性が倒れていく様子と、黒焦げて炭化した何かを踏んでしまうイメージのシーンがあった。あのような映像を映画「オッペンハイマー」の内容として、長時間必要だったのだろうか?
映画「オッペンハイマー」を日本で、字幕付きで、映画館で観られて良かったと思った。
投稿者 owner : 2024年04月05日