2020年10月13日
映画「TENET」を観た
難解と噂の「TENET」を観てきた。
IMAXではなく、一般的な映画館での鑑賞だった。もう少し遠くへ行くとIMAXで観られたのだが。
冒頭の写真は、入館時にチケットを見せた時に手渡されたポストカード。映画を観る時には、ほぼこの映画館を利用しているのだが、こんなサービスは初めてだった。ネットで調べると、観客動員100万人突破を記念しての配布のようだ。全13種類あるらしい。
クリストファー・ノーランの作品を映画館で観るのは3回目。
「インターステラー」
そして、この「TENET」
オペラハウスで銃器の使用。しかけた爆薬が椅子に穴を開ける。楽器を踏み潰す。ビルの外観で爆発が起こる。CGを使わないと言われるノーラン監督。スタジオなのか、本物のオペラハウスなのか。
倉庫にジャンボ機を衝突させる。これも本物を用意したらしい。現役を退いたジャンボ機だろうけど、それを撮影現場まで移動するのも、塗装するのも大仕事。
あの大きさを表現しながら撮影するのも至難の技だろうな。
時間の逆行だから、フィルムの逆回しを多用しているのは解る。
スタルスク12の襲撃シーンで、順行チームと逆行チームが同時に撮影されているが、遠くの兵士の足の動きが逆向きに歩いているなと感じるシーンもあった。
撮影、編集も一般的な映画とは比較にならない困難さが想像できる。一般的な映画の撮影・編集も知らないが。
最後のシーンも、過去と現在と未来が一緒になっているような部分。
未来から来た主人公が、過去の電話連絡で、現在の車の後部座席に座り、キャットの殺害を阻止する。
ニール役のロバート・パティンソンが淡々としたいい味。
セイター役のケネス・ブラナー。「ダンケルク」ではボルトン海軍中佐を演じ、兵士を無事にイギリスに撤退させる温厚そうな役どころだが、この「TENET」では武器商人で悪人を大量に使用し、冷血無比な人間を演じている。
主人公のジョン・デヴィッド・ワシントン。デンゼル・ワシントンの息子で歩き方が父親に似ていると思った。少し手を内側に振る様子。声音が高め。
映像としては、全体的にスケールが大きい。あのヨットにIMAXカメラを載せたのかとか想像する。
映像は面白い、しかし考え方や理論、知識のない私としては難しい。
投稿者 owner : 2020年10月13日