2010年06月14日

Scythe Urbano-BK

前回に引き続きPC自作支援で依頼されたPC構成機器の検討・選択・購入である。

前回はマザーボード、CPU、メモリの選択を行った。今回はその他の部品についての検討結果。まずはケースについて。マザーボードはMicroATXを選択しているので、これを収納できる事が大前提である。Mini-ITXのケースは不採用。バックアップ用のHDDを搭載する事が必要なのでシャドウベイが2本以上あることが必要。デスクトップ用ケースではシャドウベイが不足することも考えられるので不採用。結局はいつものようにATXミドルタワーケースに落ち着く。

以前に他のお客様に選択したケースも参考にするが、これらも日々更新されているので既に販売されていない場合も多い。これまでの経験やお客様からのお話を総合して、電源スイッチやUSBコネクタは、ケースを床に設置した場合には上方に設置されているのが使い易い。コストを考えて電源は搭載されているケースとする。

ネットと現物を確認してサイズ(Scythe)のUrbano-BK(ウルバーノ)とする。電源スイッチやUSBなどがケース中段に設置されているものと比較すると、これらは5インチベイの最上段に設置されているような感じになる。ここにUSBコネクタ(2.0)が2個、e-SATAが1個、オーディオIN/OUTが設置されている。椅子に座って下方に手を伸ばした状態で電源スイッチを押せる。中段にあると少し屈む状態になるので、こちらの方が使い易い。

電源ランプはケース前面の両端でライン状にブルーLEDが点灯する。上方に向かって輝度が低下するように作られている。派手な感覚ではない落ち着いたブルーLEDである。HDDアクセスランプもブルーLEDになっている。黒にブルーLEDはよく似合う。低価格のケースにしてはフロント・リアにファンが搭載されている。フロントベゼルには防塵フィルタが付いている。全てのベイはスライドストッパーでネジを使用しなくても装着出来る。ケース外板は手回しネジである。

メーカ製のPCにはメモリカードリーダが付いているが、このようなケースには付いていないので、それを増設する。FDDとメモリカードリーダが一緒になったものを採用していたが、最近のBIOSはUSBデバイスから起動できるようになっているしので、今回からはFDDを搭載しないことにした。それで選択したのがAINEXのPF-113CR。ケースに搭載されている端子と重複するものもあるが、マザーボードにはUSBのピンヘッダ接続端子やSATAがたくさんあるので足りなくは無い。残念ながらマザーボードにはIEEE1394の端子が無いので使用できない状態になる。

DVDドライブはLGのGH24NS50とする。Blu-rayドライブも選択可能ではあるが、コスト的にはまだかな。ケースへの装着順は使用頻度を考えるとUSBやカードリーダがCDやDVDよりも多いと思われるので、上から「PF-113CR」「GH24NS50」の順とする。

HDDは500GBを2台搭載する。1台目はCドライブにOS関連、Dドライブにユーザデータ保存エリア、2台目のEドライブはバックアップ専用とする。

これでケース内に収める構成機器は購入完了。


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投稿者 owner : 2010年06月14日