2006年02月05日

「DriveImage XML」でバックアップ自動化

DriveImageXMLを使い始めてから、これを日常的に使用したいと思った。iTunesをVersionUpする時にはQuickTimeも必ずVersionUpされるが、その時に危うくRestoreしなければならなくなるような事態になった。

日常的に使用するには
(1)論理ドライブが5個あるが、簡単に起動して全てのドライブのBackUpを取得する。
(2)業務終了時などでの使用を前提に、「バックアップが終了したら、シャットダウンする」。
これでバックアップ開始させて、終了するのを待たずに帰宅できる。

RAID-1との違いは、両方同時に更新されない。Backup Diskは使用している分だけの容量で済む。しかしHDDがクラッシュする直前のDataまで必要とするような業務には向かない。Cost重視のBackup手段かな。

「DriveImage XML」には「Schedule automatic backups with your Task Scheduler」の説明文があり、「DriveImage XML」をBatchで動かすことが可能である。別にTask Scheduler(コントロールパネルのタスク)に登録しなくても、Batch Fileを作成して、それを任意の時間に動かすことも可能である。

Batch Fileの作成
(a)「DriveImage XML」のexeファイルをFull Pathで指定する。
(b)パラメータを指定する。
  /bx バックアップドライブをxに指定。 <例>Cドライブであれば /bC
  /tx バックアップを書き出すファイル名を指定。 <例>Jドライブの、フォルダC-Drive内にDrive_CのPrefixで書き出すのであれば /t"J:\C-Drive\Drive_C"
  /r  Raw Modeを使用する。
  /s  Split Imageで書き出す。
  /c  Compressを使用する。
  /v  VSS(Volume Shadow Services)を使用する。
  /l   try locking firstを使用する。(/vと/lは、排他指定になる)
例えば "D:\DriveImageXML\dixml.exe" /bC /t"J:\C-Drive\Drive_C" /s /v
となる。これを必要なDrive数作成して、それぞれ該当するところを修正する。
(c)シャットダウンのコマンド定義
  %systemroot%\system32\shutdown -s -f -t 0
  これでシャットダウン出来る。%systemroot%はOSがInstallされているFull Pathである。
(d)「DriveImage XML」の「Tools」→「Options」の「Logging」の設定を行っておく。

私の場合は「C」(物理ドライブ)「D」「E」「F」「G」(物理ドライブ)を、USB接続のRemovableDiskにBackupを取得する。

Removable Diskに5個のフォルダ(C-Drive ~ G-Drive)を作成しておく。(上記のフォルダ名と合わせる)それぞれ20GB程度の使用量なので、このBackup Diskは120GBのものを使用。

作成したBatch Fileを実行させると、
「DriveImage XML」はBatch Modeで起動されたので「止めるなら今だよ」みたいなCancelできるダイアログ・ボックスを表示する。またGUIで実行していると設定をチェックするところでも、同じようなダイアログ・ボックスが表示される。
個々のDriveが終了する毎にProgramも終了し、次のコマンドでProgramが起動する。
全てのDriveが終了すると、シャットダウン・コマンドでPCの電源はOffにされる。
従って帰宅時にこのBatch Fileを起動したらDisplayの電源はOffにして帰りましょう。

もしC-Driveに異常が発生したら、「BartPE」の出番となる。

(2006/02/25)この方法をお客様のところで実装しました。
(2006/07/07)この方法をプログラム(VB)で起動するように作成。
(2007/07/26)「DriveImage XML」に不具合発生。
(2008/07/31)「DriveImage XML」バージョンアップ 1.31


https://www.ktservices3.com/

投稿者 owner : 2006年02月05日