2023年04月30日

松戸市根本 吉祥寺

松戸のマンションなどが林立する中にある吉祥寺を訪問した。

自宅からは常磐線の跨線橋を渡れば15分かからずに到着する。吉祥寺と言えば中央線にある駅が有名だが、吉祥寺駅のある地域に「吉祥寺」は存在しないらしい。若い頃に武蔵野駅近辺に住んでいたので、吉祥寺は頻繁に訪れていた。

この松戸の吉祥寺は「根本」にあるが、弘法大師が一本の木から三体の薬師像を作り、根本の薬師像を吉祥寺に、中根を馬橋中根寺上部を印西市歓喜院に祀った。それでこの地区が「根本」と呼ばれるようになったと伝えられているらしい。

山門には山号の「根本山」、寺号の「吉祥寺」の門柱。吉祥寺の周りの空はマンションがそびえているが、その部分だけは空が広い。

真言宗豊山派のお寺なので、いつものように弘法大師御修業尊像が建立されている。またお地蔵さんも多い。

薬師堂のお賽銭を投入するような戸の穴から、中の薬師像が見えないかなと覗いてみた。金色に何かが輝いているように見えるが何かはわからない。ぼんやり金色が見えるだけ。

本堂の前には南洋の木・ソテツ(?)のような大きな木が。詳しくないので明確ではないが、そんな感じ。

本堂の大額には、金文字で「吉祥寺」。

吉祥寺は旧水戸街道に沿った場所で、水戸街道が整備された頃には既に吉祥寺は建立されていたようなので、水戸街道を往来する人々も、吉祥寺に立ち寄り旅の安全を祈願して、お参りしていったのではないだろうか。

松戸七福神の善照寺も旧水戸街道沿いなので、同じような立ち位置だっただろう。

このように街中に古い寺院が残っているのは水戸街道のような大きな通りがあったからか。


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投稿者 owner : 2023年04月30日