2020年01月12日

RM-PLZ530D 修理

以前に購入していたSONYの学習機能付きリモコン「RM-PLZ530D」を修理した。

使用年数も経過しているからか、ボタンの効きが非常に悪くなってきた。効きが悪いどころではなく反応しない。DVDからTVに切り替えようとしても反応しない。SONYもボタンスイッチの作りが悪いのかなと考えていた。

本来の機器のリモコンで操作していると、ほとんどTVだけになり、DVDや5.1チャネルサラウンドを操作しようとすると、3台のリモコンで操作しなければならないので、サラウンドの使用頻度がドンドン落ちていく。

そんな中、YouTubeで効きが悪くなったリモコンの修理をするビデオを数種類見たので、同じような構造ならば治せるのではないかと思いたち作業することにした。

RM-PLZ530Dには4本のネジが付いているので、パチっと止めているだけのリモコンよりも修理しやすいように感じた。しかしネジを外してもパラリと外れる訳ではなく突起で数箇所とめてある。

でも、それほど難しくなく指先だけで外せた。

内部の構造はYouTubeのビデオで見た他のリモコンと同様の構造で、ゴムボタンのシートと、接点をプリントした基板でできている。リモコンの構造はどこのメーカも同じようで、SONYだからと言って凝った構造になっているのではなかった。

プリント基板には、ゴムボタンから押される箇所に薄っすらと油膜のようなものが見える。見た目では、これがゴムボタンが押されたときに反応しない原因なのではないかと思われる。適当なものが無いので、ディッシュで、突起にティッシュの切れ端が取られないようにして拭いた。

仮組みして、ゴムボタンを確かめたら、これだけで復帰したボタンもある。しかし全てではない。相変わらず、「TV」、「AMP」、「DVD」等の主要なボタンで切り替えができない。

やはりYouTubeのビデオで見たように、アルミホイルで接点を通電しやすいようにしなければならないらしい。

アルミホイルに両面テープを貼り付け、それをゴムボタンの大きさにカットして、ゴムボタン側に貼り付け、両面テープのシートを剥がす。この作業が根気が必要で、切り取ったアルミホイルが指先に張り付いたりして作業が進まない。

二つ三つ貼り付けて、仮組みしてボタンの効きを試してみる。上手くいく。素晴らしい。家にあるものだけで修理できそうだが、アルミホイルの部分の作業を効率化出来ないかを考える。

100均のアルミテープを見てみたが、どうもイマイチしっくりこないので購入しなかった。

ピンセットと根気で効きの悪いゴムボタンにアルミホイルを貼り付ける。

仮組みして、ゴムボタンの効きを数度確かめてから、本組みする。

購入当時のボタンの効きが蘇った。新しいリモコンを購入したように嬉しい。違いは使用する機器が既に学習済みであること。新しい学習リモコンを購入したのでは、また一から覚えさせなければならないが、今回はこれまで覚えさせていた機能が復活したので、そのまま使用できる。

新規購入費用も抑えられた。


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投稿者 owner : 2020年01月12日