2006年12月20日
Access Study:テスト環境の明確化
Access(アクセス)でこれまで使用していた本番環境のMDBに変更を加える。
そんな場合には使用中のMDBをコピーしてバックアップを採取してから変更を加える、またはテスト用と本番用のMDBを用意して変更を確認してから変更したフォームなどをエクスポートして本番用に入れる。こんな方法を取っている。
後者の場合には画面を見ている限りでは、どちらのMDBを変更しているかわかり難い。そこでテスト用のMDBが入っているフォルダから起動したか、本番用のMDBが入っているフォルダから起動したかが判るようにメニュー用のフォームに明確に表示して、現在の状態を表示する。
フォームの「ピクチャ」を変更して明示的に表示することにした。上部の画像がテスト用MDBを起動した時のメニュー用フォーム。下の画像が本番用MDBを起動した時のメニュー用フォーム。
画像が小さいが明確に違うメニュー用フォームが起動しているのが判る。
その方法は
メニュー用フォーム名は「frmMenuForm」とする。
(1)フォームの「読み込み時」に現在のMDBがどのフォルダから起動されているかを取得する。
FolderName = CurrentDb.Name
(2)そのフォルダがテスト用か本番用かを判定し画像を入れ替える。
If FolderName = "テスト用MDB" Then
Forms!frmMenuForm.Picture = "テスト用画像"
Else
Forms!frmMenuForm.Picture = "本番用画像"
End If
(3)フォームのプロパティで「ピクチャ全体表示」→「はい」で全体に表示させる。
(4)別のドライブに保存してあればCurrentDb.Nameのドライブ名部分だけを調べても良い。
現在のMDBをコピーしてテストする、終了して本番用に該当フォームだけをエクスポートして本番用MDBで確認するを繰り返していたりすると現在どちらのMDBを開いているのか迷うときがあるが、メニュー用フォームを開くと判るようになる。
投稿者 owner : 2006年12月20日