2022年02月18日

West Side Story 鑑賞

映画「ウエスト・サイド・ストーリー」を鑑賞してきた。

「ウエスト・サイド物語」からほぼ60年後に公開された「ウエスト・サイド・ストーリー」。

若い頃には、怒っていたり、泣いたりしている時に、何故急に歌を歌いだすんだろうと不思議でミュージカルは好みではなかった。

しかし、「Somewhere」をいろんな歌手が歌っているのを聴いたり、その意味を理解したり、その歌にキング牧師の演説の内容を載せたりしているのを知ったりして、オリジナルの「ウエスト・サイド物語」に至り、LPを購入し、DVDを購入し、何回も何回もDVDを観た。

「ウエスト・サイド物語」を映画館で観たことはないが、札幌でジョージ・チャキリスが三人で足を上げて踊る巨大な看板を観た記憶がある。

兄がニューヨークに行った時にミュージカルを観たと言ったので「ウエスト・サイド・ストーリー」だったのか聞いたが、残念ながら兄とは趣味が違うようだった。

「ウエスト・サイド物語」も何度か映画館で上映されていたが、いつも知るのはその期間が終了してからだったりして大画面、大音響での「ウエスト・サイド物語」は楽しんでいない。

スピルバーグ監督が「ウエスト・サイド・ストーリー」を撮影している情報はネットで早くから知っていて、日本では2月11日(祝)に公開すると発表されてからはスケジュール表に予定を入れた。

映画館の情報をネットで見ていても、中々上映時間が発表されない。金曜・土曜で映画は入れ替わるのでスケジュールを組んでいるのかなと考えて待った。

映画館のチケット自販機で座席を確認すると、そんなに混んでいない。自分が座ろうとした座席を選択できた。

グッズ売り場に「ウエスト・サイド・ストーリー」のものが何もないので店員(?)に訊いたら、後方の棚の中から「スペシャル・メイキング・ブック」を取り出してきて¥2,970。厚みもあって豪華そうだが、これからブルーレイも購入するのだろうなと思うと、少し財布に痛い。諦める。

工事現場の上空からの映像で始まり、聞き慣れたレナード・バーンスタインの曲がスタート。

リタ・モレノを出演させたのはスピルバーグの気遣いだろうか、端役ではなく1961年当時のドグ役と同等で、「Somewhere」も歌っている。

出演者の英語もネイティブではない設定だからか、私でも聞き取れる会話が多かった。

エンド・クレジットも1961年版を踏襲して壁面を多用して、オマージュした作りになっていた。

エンド・クレジット中に2~3人退館する人がいたが、ほとんどは最後まで観ていたようだ。高齢の方もいらっしゃったので、1961年版を映画館で堪能した人たちなのかなと思った。

映画館の外には、「ウエスト・サイド・ストーリー」の看板も無く、入口周辺にもポスターもなく、中のスクリーン(部屋)の外に、一枚だけ上掲の大型ポスターが貼ってあるだけ。この映画館は「ウエスト・サイド・ストーリー」に感激、期待していないのかな。オスカー賞でも取った後だったら、力の入れ方が変わったかな。

ミュージカルはこの一本、「ウエスト・サイド物語」であり、「ウエスト・サイド・ストーリー」である。シェイクスピアであるのも気に入っている。


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投稿者 owner : 2022年02月18日