2012年07月14日

WindowsXPからWindows7へ

WindowsXPからWindows7にしたいのと、バックアップ環境を充実させたいとのご要望である。

WindowsXPからWindows7へは直接アップグレードできないので「Windows転送ツール」の出番となる。存在は知っているが使用した経験は無い。経験がないので「Windows転送ツール」について調べまくる。

まずは現在のPC環境の確認から。CPUは「Pentium4 630」である。マザーボードは「G945GNTL」。ドライバ等はWindows7をサポートしているので動かない訳ではないが、最近のCPUやチップセットのような動きは無理だろう。そこで準備したOSは「Windows7 HomePremium 64bit」。最近は32bitは選択していない。

メモリは512MBx2で1GB搭載している。2005年当時としては多めのメモリを搭載しているがWindows7には足りないので1GBx2を増設して3GBにすることで了解。HDDはSATAの250GBで、使用量はそんなに多くない。それでバックアップ用としてSATAの1TBを増設することにする。

まずはWindowsXPにWindowsLiveメールをインストールする。Windows7ではOutlookExpressがサポートされないので、WindowsXP環境でWindowsLiveメールをインストールしてWindows7に移行環境を整える。しかしメールの内容は日本語表示なのだが、ツールバーなどが英語表記になっている。「プログラムの追加と削除」からアンインストールしようとしたが表示されない。レジストリを調べたりして時間を取られたが、なんとかアンインストール、インストールし直しで日本語表記になった。

メモリとHDDを取り付け、機器環境をアップグレードする。HDDには「Windows転送ツール」からの出力を保存するため。メモリは少しでも多ければ、OSが多く使用してくれそうな気がする。「Windows転送ツール」を実行。出力を「外付けHDD」とするが、実際はマザーボードに直結した内蔵のHDDである。22GB程保存された。これだけあるとUSBメモリでは心許ない。

「Windows転送ツール」が取りこぼしたファイルがあると元へ戻れない状況でWindows7をインストールするので、「DriveImage XML」を使用して現在のHDDの状態を全て取得しておく。この為にも追加のHDDは役立っている。

やっとこれからWindowsXPを削除してWindows7をクリーンインストールする。順調にインストールは終了。「エクスペリアンスインデックス」ではさすがにグラフィックスが弱い。

WindowsLiveメールはインストールするが起動しない。これが味噌らしい。「Windows転送ツール」にWindowsLiveメールがインストールされていることを認識させて、データを転送させる。WindowsLiveメールを先に起動すると、そこがうまく行かないらしい。

「MicrosoftSecurityEssentials」をインストールしてPCを保護しておく。「Windows転送ツール」を起動して、内蔵HDDのデータを転送させる。ややしばらく時間がかかったが無事に終了。壁紙も復元された。デスクトップに貼られたファイルやリンクも、見た感じでは復元されているようだ。場所も含めて。

バックアップ環境の充実には、いつもの「DriveImage XML」を利用した複数世代のバックアップ取得である。普通に「DriveImage XML」を起動するとUACがはじくので、「MicrosoftSecurityEssentials」が起動していること前提に、UACを最低に設定する。まずは一世代目をバックアップするのに、アイコンをダブルクリックして操作を見てもらい、バックアップしている画面の様子も確認して頂く。

その他プリンタドライバ、フリーソフトなどをインストールする。その間にWindows7のアップデートもダウンロードされる。あれやこれやで昼食をはさんで一日がかりになった。そう言えば「Windows転送ツール」の実行中に昼食に出かけてご馳走になった。

もう数ヶ月するとWindows8が出荷されるそうだ。


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投稿者 owner : 2012年07月14日