2010年12月24日

デッドセクション

法人案件で朝の小山駅から水戸線に乗車した。

発車してから少しして車内の電灯が消えた。発車して間もないので車掌さんがスイッチでも確認して一度消したのかなと考えていた。乗客も何の反応も無い。数十秒で電灯も点灯して4駅目の川島駅で下車した。

それから3泊して夕方の電車で川島駅から小山駅に向かった。小山駅間近でまた車内の電灯が消えた。私が聞いていた限りでは車内アナウンスも無かったようだ。またもや数十秒で点灯した。これは鉄道技術的な何かがあるなと感じた。ネットで調べたら「デッドセクション」と呼ばれている区間らしい。直流・交流の切り換えがあるのは知っていたが「デッドセクション」と呼ばれているのは知らなかったし、また電車が走っている線路上で切り換えが行われているとも知らなかった。

私の住んでいる近くでは「取手-藤代」間にもこの「デッドセクション」があるらしい。この線路は乗車したことがあるが、この「小山-小田林」間のように消灯したのかどうか記憶にない。通勤・通学で毎日のように乗車している人々は当たり前の事象なのだろう。昼間ではあまり気にならない程度であるが、夜の電車では非常灯のような蛍光灯を除いて全て消灯して、本が見えないくらいに暗くなる。

Wikipediaを読むと、このような消灯現象は旧式の電車に限られたものとなりつつあるらしい。数度川島駅を訪れたが、一度だけ消灯現象が発生しない電車に乗り合わせた。

技術は進歩しているが、歩みが遅く感じる場面もある。


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投稿者 owner : 2010年12月24日