2014年11月03日

SR510のドライバ

キングジムのテプラ「SR510」のWindows7用ドライバが無い事に気がついた。

先日、お客様のLANケーブルに「ケーブル表示ラベル」を貼付しようと、Windows7のPCにテプラ「SR510」を接続して、SPC9を起動しようとしたら「すべてのプログラム」の中に無い。そうかWindows7のPCにはインストールしていなかったのか。KINGJIMのWebサイトでダウンロードすれば良いか。

しかし「SR510」のページにWindows7用もWindows8系用も無い。あるのはWindowsVistaの32bit版までで、WindowsVistaの64bitには対応していないと表示される。どうしてWindowsVistaで力尽きたのか。

次の型番の「SR520」はWindows7用もWindows8系用も64bit版も用意されている。発売年を比較してみるとSR510は2002年でSR520は2004年である。2年の差がある。2年の差で片方がWindows8系用まで出しているのなら、その2年前発売のSR510はWindows7用までは出していても良さそうだが。

テプラはPCと接続しなくても単体でも印刷可能なので壊れるまではゴミと化すことはないだろうが、当時はPCに接続できるメリットがあってSR510にしたのだが。私はテプラを単体で操作してラベルを上手く作成するのは得意ではない。なのでPCでプリントイメージを作成してUSB経由でラベルを作成したかったのだ。

ネットを調べるとVista用ドライバをWindows7用として使用している例があるが、64bitは未確認らしい。確かに2002年発売ということは、発売してから12年経過している。SR520は10年経過。KINGJIMとしてはドライバのサポート期間はどのような判断なのだろうか。発売してから10年だとしたらSR510のWindows7対応版が無いのはおかしい。販売台数の規模によりドライバ開発をする・しないを決定しているのか。SR510と同年発売のSR910、SR610Xもサポート終了モデルとして記載されている。Windows7が発売されたのが2009年10月である。Windows8発売が2012年10月。

こういうところで会社の対応度合いが見られると、次に同様機能の機器を購入する時には、あの会社は避けようとなってしまう。WindowsXPから延々とドライバを提供している会社を見ると、頑張っているなと思ってしまう。RICOHのImagioのインストールサポートを行った時にはWindows95のドライバからダウンロード可能になっているのを見て関心したものだ。

少し前にも書いたがキヤノンのスキャナ「D660U」はドライバが無いので壊れていないのにお役御免になってしまっている。そんな背景もあり、プリンタを購入する時にはキヤノンを避けた。ドライバが必要な機器を作成するには、それなりに会社としてのランニングコストが必要になる。OSに合わせて開発しなければならない。そのようなビジネスモデルを選択したのだから必要経費であるし、販売するにはその経費が上乗せされているはず。realtekは小さなチップを作成して、マザーボード上に載せる商売をしているが、地道にドライバをバージョンアップし続けている。

これから私のテプラはPC関連機器ではなくなった。

https://www.ktservices3.com/

投稿者 owner : 2014年11月03日