2022年12月22日

松戸 宝光院 お砂踏み霊場

    

先日、訪問した「松戸七福神 善照寺 布袋尊」のほぼ隣に、千葉周作が修行した宝光院があるとのことなので、その足で訪問した。

千葉周作と言えば、その昔マンガ「赤胴鈴之助」が弟子入りして修行して技を磨いた師である。

その修行地が我が街・松戸にあるとは知らなかった。当然お邪魔する。

しかし、「千葉周作修行之地」の碑が入口に立って、説明文が添えられているだけで住居跡があるわけでもなさそう。義父の墓はあるそうだが見には行かなかった。

その近くには「松戸四国八十八ヶ所 弘法大師霊場」の石碑と「四国八十八ヶ所巡拝略図」の石碑が立っている。

TV「四国歩き遍路の旅」を見ていたので、興味深く見て、目線を上げるとその先には小さめの弘法大師座像が壁面にズラーッと並んだ圧巻の絵図。

座像の下には「第一番 霊仙寺」~「第八十八番 大窪寺」そして「高野山 奥の院」までが彫られている。

ネットによる情報だが「お砂踏み」で礼拝することで「四国八十八ヶ所」を巡ったことと同じ功徳があるそうな。これがそれのようだ。ここの足元に各霊場の「お砂」が埋まっているのかは定かではないが、それと同じ意味合いで設置されているのだろうと思われる。

四国お遍路は徒歩で1,200Km程度歩かなければならず、距離だけでなく、日数も40日、一日30Km換算で歩くのは大変であるが、この前を拝みながら歩くだけで同じ功徳とは素晴らしい簡便さ。

デパートやイベントのような場所で出張「お砂踏み」も行われている場合もあるようだ。

松戸の街中で、坂道を歩くこともなく、悪天候の中を歩くこともなく、足にまめを作って歩くこともなく、旅費を準備することもなく、お遍路と同等とは。

私がお邪魔して、写真を撮ったりしている間にお参りに訪れる人もなく、「お砂踏み」をしに来る人もなく、お寺の境内をショートカットで通る一人とだけお会いした。

ここを訪問すると1,200Km歩いた気分と、ありがたい気分になれるかな。


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投稿者 owner : 2022年12月22日