2014年07月28日

大迂回

所用があり札幌まで往復した。

往路はエアードゥーのB767-381。機体番号はJA601A。フライト番号はADO29便。座席は38A。上手く窓側の座席が取得できた。プッシュバックから着地までは、ほぼスケジュール通りで、誤差は数分で早いくらいだった。窓側に座ると窓外を見ている時間が長くなる。そしていつものGPSロガー(GT-730FL-S)も同乗している。滑走路は羽田空港の「16L」。それで確認すると予定航空路を飛んでいる。

復路はスカイマークのB737-81D。機体番号はJA73NN。フライト番号はSKY716便。座席は30C。残念ながら窓際の座席が取得できなかったので通路側を取得。この機体はB767に比べると小さいので通路も一本である。窓際ではないのでGPSロガーも通路側では衛星を捕捉できないから残念ながら、諦め。

新千歳空港は小雨がたまに降る感じだったが、機内放送では東京は雨で到着予定が遅れそうだとの案内が流されている。出発時刻はそんなに遅れることもなく離陸。通路側では窓外の景色も窓際の方の頭越しだったりするので見にくい。夏休み期間にも入っているのでお子様連れのお客様も多い。座席の前の方を見ながら、そのお子様たちの泣き声や、無理難題で、むずがる声を聞いていたりボヤっとしている。文庫本は忘れてきたし。窓側で居眠りしているお客様を見ると、何のためにそこの座席を取得したの。もっと窓外を見ていてよ、みたいな感じになる。

そして札幌からの飛行時間も経過して、機内放送では着陸準備に入ると言っているが高度が下がらない。いつまでも雲の上を飛んでいる。東京が雨なら雲を通り過ぎ、雨の中を高度を下げていくのだろうと考えていたが、まだ雲の上である。旋回して着陸順番を待っている様子でもない。

いよいよ着陸である。座席から遠い窓外を見るが雨は降っていないようである。まあ雨は止んだのかな。それならそれで結構ですね。予定より30分程度遅れて着陸している。東京や関東地方が、最近のゲリラ豪雨にでも襲われたのかな。モノレールからは大きな虹が見えている。雨が降ったのは間違いなさそうである。

帰宅してからFlightrader24の「DATA/HISTORY」から先程乗ってきた飛行機の航路を確認した。それが最上段の図である。赤い点線が予定航空路である。実際には新潟上空を飛んで、静岡上空から千葉県上空、東京湾に入って着陸している。新千歳空港への往復は何度も飛んでいるが、こんな航空路は初めてではないだろうか。これだから30分も余計に飛んでいたのだ。関東上空を避けて飛ばなければならない理由があったのだろう。栃木県で街路樹が倒れたニュースもやっている。天気予報はあちらこちらのサイトで見られるが、過去の天気は意識して探さなければならない。それが下図である。

北関東に巨大な積乱雲のような雲がある。航空路はこれを避けて飛んだ結果だったのだ。実際にこれを避けて飛ぶと、辿ったような航空路になる。これを実行しなければ、直前に台湾で墜落した飛行機のように悲惨な結果になるのだろう。

難しい問題に立ち向かう時には、事前の調査、準備、対応が必要であろう。そんな航跡である。


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投稿者 owner : 2014年07月28日