2012年08月03日

大阪見物(2)

お上りさんが向かうのは「グリコ」。

谷町四丁目駅から大阪市営地下鉄に乗り、谷町九丁目駅で乗り換え、なんば駅で下車する。降りてから印刷していった地図を頼りに戎橋に向かおうとするが、地理不案内なのでどこで地上に出ると近いのかが判りにくい。取り敢えず地上に出ると「戎橋」の垂れ幕があり、それに沿って歩いていたら逆方向の近鉄難波駅方面に向かっていた。これは「戎橋筋」の表示だったらしい。

スマホを持っていれば、どちらが北かなどはすぐに判るのだろうが残念、持っていない。人混みの中を逆方向に歩き戎橋に向かう。日曜日だからか人混みを縫うように歩かなければならないほどである。二重構造になったような戎橋が見えてくる。が「グリコ」は見えない。「かに道楽」の有名な看板は見えている。

「グリコ」の看板は心斎橋筋側からでなければ見えないのだった。写真を撮っている人たちも大勢いる。皆さん私と同じように「お上りさん」なのだろうか。この周辺は看板(ネオンサイン)が異様に、というか無駄に大きいような気がする。「グリコ」の看板が有名になるにつれて、周辺も影響されて大きさを競うようになったのだろうか。

道頓堀を遊覧船が行き来している。「とんぼりリバークルーズ」と言うらしいが、「グリコ」の前で停船して説明している様子が戎橋の上から見える。そんなことで「グリコ」は堪能して道頓堀商店街を歩く。

道頓堀商店街は「看板」と言うのか「はりこ」と言うのか、テレビでよく見る風景が所狭しと並んでいる。当然、お上りさんはカメラを構えて首を上に曲げて楽しむ。「かに」「タコ」「ふぐ」「寿司」「怒ったようなオヤジ」「タヌキ」「龍」「牛」「くいだおれ太郎」。「くいだおれ」は閉店したとニュースでも取り上げられていたが、ネオンサインは点滅しているし、店頭では何か販売しているようだ。上層階の飲食店は閉店したということなのか。ちなみに上の写真は「金龍ラーメン」の立体看板。

道頓堀を抜けて「水かけ不動」のある「法善寺」に向かう。私のような年配者には藤島恒雄の「月の法善寺横丁」で有名な場所である。まあ、近くには歌謡曲で知っている「御堂筋」「心斎橋」などもある。「水かけ不動」は苔むしてお顔は見えない状態になっている。沢山の人に願掛けされているのだろうな。「街の中の小さなお不動さん」というような感じで、あの歌で一躍有名になったのだろうか。そばには「夫婦善哉」。

大阪ではエスカレータは右側に並ぶ。話には聞いていたが、

これは写真に撮っていこうと思い2~3段進んだところで、一旦エスカレータを降り、エスカレータを右側に並んでいる姿を後ろから撮影。慣れないと身体が左側に並んでしまう。「あっ、そうだ」と思い直して右側に並ぶ状態だった。これについてはネットの中で境目を割り出そうとする試みが多数載っているようです。

そうして四つ橋線のなんば駅から西梅田に向かう。平成25年春からSUICAなどのICカードの相互利用が始まるそうだが、現在SUICAは大阪市営地下鉄では使えない。


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投稿者 owner : 2012年08月03日