2019年02月25日

Windows10のメモリ増設

最初は怪しいメッセージが出ているのでとのコールだったが。

お伺いしたが、その間にそのメッセージは表示されなかった。が、PCが激重。クリックしてもその反応が現れるまで数分待たなければならない。

PCは8年前にWindows7用として購入した、「Lenovo G570」で、i3で当時としてはほぼほぼ使用できるスペックだったが、Windows10無償配布時期にWindows10にUpgradeした。

タスクマネージャで確認すると、メモリもHDDも100%使用中で天井に張り付いた状態から抜け出せない。メモリは2GBしか積んでいない。HDDは500GBなのだが使用量に問題はない。

何をしていてそんなに忙しいのかを見るとWindows10の1803をインストール中である。見ているとCPUはたまに天井から下がるが、HDDは100%のままである。最近は起動するが、動きが遅いので、そんなに長い時間電源をオンにしていないとの事。

それでは1803のインストールがいつまで経っても終了しないのでは。兎に角、今夜一晩電源をオンにしたままにしておいてもらう。まずはWindows10で2GBのメモリはあまりにも少ないので、メモリを8GBに増設することを提案する。

HWINFOで調べると、1GBx2ではなく、2GBx1でメモリスロットに入っている。2GBをはずして4GBx2を提案したが、強い賛同を得られなかったので、空いているスロットに4GBx1を追加して、総量6GBにすることを変更提案。それに決定。

翌日、電話で確認すると1803のインストールは終了して、勝手に再起動も終了しているようである。しかしHDDの使用率は100%を下っていないらしい。

Windows10へはダウンロード無料配布なので、プロダクトキーが変更になっている。「WindowsProductKeyViewer」で確認し、画像保存しておく。これでトラブルが発生しても再インストールが可能となる。

調達・持参した4GBを増設。「Memtest86+」でメモリテストを実施する。調達したのはAmazonからで、カスタマーレビューを読むとエラーが発生している人もいる。私が前に購入して失敗しなかったシリコンパワーのDDR3-1333の4GB。エラーは発生しなかった。

PCを起動すると、6GBを正常に認識していて、Maxでも3GB程度の使用量。メモリに関してはボトルネックは解消された。Windows10でもオフィスやネットの利用では6GBでも足りるということか。

HDDの使用量が多いのは何なのか調べると、1803の後の.net frame workの後処理にHDDを頻繁にアクセスする必要があるらしい。これはしばらく起動したままにしておいて、収まるのをまつしかないだろう。お茶を頂く。

確かにしばらくしたら、HDDのアクセス頻度が下がってきた。その間にスタートアップに不要なプログラムが起動されていないかを確認、Windows7時代に設定されていたLenovoのユーティリティのようなプログラムを停止する。

「プログラムと機能」を確認したら「Reimage Repair」がインストールされている。こいつだ。こいつが怪しいメッセージを出して、ダウンロードだとかを表示するのだ。有無を言わせずアンインストール。

HDDのアクセスが落ち着くと、メモリに余裕があるので普通のPCのように使用できるようになった。お客様はメモリの増設効果だと思われているようなので、メモリのボトルネックは解消されたが、HDDのボトルネックはいつでも、また1809がインストールされたら同じようなことになることを説明。

私の提案の片方、メモリ増設は完了した。もう片方はHDDをSSDに換装することである。お話は聞いていただけるが、SSDへの換装の賛同は得られない。HDDだけを見てきていると、説明だけではSSDの実力は想像できない。メモリの増設だけで満足していたらSSDへの換装のタイミングは、しばらく後か、あるいはこれで終了になってしまうかも知れない。

SSDの実力を見せてあげたい。適切な容量のSSDを選択すれば、メモリの増設と金額的には差が大きくないのだが。

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投稿者 owner : 2019年02月25日




2019年02月09日

ファースト・マン

久々に映画館で映画を鑑賞した。

アポロ計画のアポロ11号が月に着陸してから50年。ニール・アームストロングが月面に片足を降ろして歴史的なフレーズになった言葉を、ブラウン管を通してNHKの同時通訳で聞いた。

当時ソ連が宇宙飛行を先導していたが、いつロケットを打ち上げて、どんな進捗状況なのかは秘密裏に行われているようで、突然新聞記事で表面に出てくるようなイメージであった。

TVの情報よりも新聞による情報が圧倒的に多く、アメリカはロケットを発射、宇宙でランデブー、ドッキング、宇宙遊泳など写真で発表されていた。毎月のように新しい作業を進めていたのだろうが、子供の私としては毎週のように新聞記事になっていたようなイメージがある。

命綱があるとしても、あの宇宙で船外活動をする勇気、スペースシャトルの時代になってから命綱無しで宇宙に漂う姿も撮影されていた。映画「ゼロ・グラビティ」でもそのようなシチュエーションから始まる。

月面着陸の当日はNHKが長時間にわたり特別番組を放送していた。「ファースト・マン」の中でも月から戻り隔離生活をしている部屋に、世界各国の新聞を置いているのだが、その中に日本語の新聞もチラッと見える。

ヒューストンとイーグルの通信状況を録音したレコードを、販売ではなくLPレコードを購入するとプレゼントするとのPOPで、少ない小遣いを貯めてLPレコードを購入し、そのアポロ11号レコードをゲットした。

イーグルのプラモデルも購入した。流線型でもなく鉄骨のゴツゴツしたような格好は、空気抵抗が無いのであれば、どんな格好でも良いわけだと納得したものだった。

世界的にアポロ熱も冷めていき、アポロが月まで行っても感動は少なくなっていた。最後のアポロ17号の時には既に就職していた。大型コンピュータと英語の読解力向上を目指し勉強していた。コンピュータのマニュアルが英語だったので。

時は経過し、2000年にアメリカに出張することになった。行き先はヒューストン。子供の頃に聞き慣れた「こちらヒューストン」である。成田からダラスへ飛ぶ。ダラスは、月へ行くと演説したケネディが、暗殺された都市である。そこから国内線でヒューストンへ飛んだ。

ヒューストンに降りた時に、空気に湿気があると感じた。海がそんなに遠くないなと感じた。飛行機の乾いた空気の中に長時間いたからかも知れない。

会議や見学が主な出張内容だが、2日毎くらいに息抜きがある。「ジョンソン宇宙センター/スペース・センター・ヒューストン」に行くことになっていた。待望の「こちらヒューストン」である。

トラム・ツアーで宇宙飛行士訓練施設をデッキの上から見学したり、開発中の緊急脱出用機材の説明を受けたり、ワクワクドキドキ、子供の頃に思い描いていた最先端の開発状況を目の当たりにしている満足感、「こちらヒューストン」

そのツアーで管制室も見られる。入り口で2mもあるかと思われる黒人の銃を携帯している警備員にジロリと見られてから、セキュリティ・ゲートを通り、管制室後方のガラス張りの部屋に入る。ガラスのむこうには管制室がある。アポロ時代ほど大きくはないが(映像で見ただけ)、それらしい雰囲気。スペースシャトルの管制室で、残念ながら大型ディスプレイには何も映されていなかった。そろそろと言われて席を立とうとしたとき、大型ディスプレイにスペースシャトルの飛行士が映された。すこし見てから席を立った。「こちらヒューストン」

当時、サターンVロケットは野ざらしで横倒しに展示されていたが、その大きさには驚かされる。この3,000トンもある巨体を宇宙へ打ち上げるのだから、ものすごい推力である。兄がジョンソン宇宙センターへ行った時には、サターンVロケットは屋内展示場に設置されていたらしい、写真を見せてもらった。

それらの記憶と思い出と感慨を含めてTVで「ファースト・マン」のCMが流れ出してから、「よし、封切日に見に行こう」と思っていた。映画の封切日はほとんど金曜日である。休日や夜間でなければそれ程混んでいる事はないだろう。映画館の空席状況も「◎」である、好きなところを選んで座れるだろう。

数十年ぶりに映画のパンフレットを購入した。720円。1,000円程度するかなと思っていたが、正方形のような大きさで、ページ数も少ないのかな。列の前に並んで別の映画のパンフレットを購入した人は、1,000円だった。

ニール・アームストロングがフロリダへの出発前日、荷造りをしている部屋に妻のジャネットが入ってきて、何をしているのかと問い詰める。どうして今生の別れになるかも知れないのに子供たちに説明しないのか、もし帰還できなかった場合の心構えを話してあげないのかと。この時の場面で涙が出てきた。夫を思い、子供たちを思い、自分の心情を吐露する。よく出来た妻だ。しかし後に離婚していたらしい。

エンド・クレジット時に席を立った人たちはほんの少し。室内が明るくなり後ろを振り返ると、たくさんの人達が最後まで見ていた。私と同じような年代の人達だろうか。

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投稿者 owner : 2019年02月09日




2019年02月06日

システムは3つのウイルスに感染しています

「ウイルスに感染したメッセージが出ている」との事でコール。

電話で画面の内容をお聞きしただけで、これは偽物だと分かる内容である。メッセージを出力している主体がWindows Defenderからではない。お客様のアンチウイルスソフトはWindows Defenderなので、それ以外からメッセージが出るわけがない。

「システムは3つのウイルスに感染しています PCは次のウイルスに感染しています 3ウイルス。セキュリティチェックでは次の痕跡が見つかりました: 2 マルウェアと 1 フィッシング/スパイウエア。システムの損傷: 28.1%-今すぐ除去が必要です!

さらなるシステムの損傷、アプリ、写真やその他のファイルの損失を防ぐために、ウイルスを即座に削除する必要があります。次の痕跡1 PCでフィッシング/スパイウエアが次と一緒に見つかりました:Windows.

個人情報と銀行情報がリスクにさらされています。

他のダメージを避けるには、’今すぐスキャン’をすぐにクリックしてください。ディープスキャンはすぐにお手伝いできます!

何分何秒で損傷が恒久的に残ります。」

「X」を押しても「プッ」と鳴るだけで閉じはしない。よくあるパターンでお客様も信じてはいないが、こんなメッセージを出されるとやはりうろたえてしまう。

ネットで同様事象を確認すると、既に経験してネットに掲載している方々は大勢いる。しかし原因が明確になってはいないようである。

タスクマネージャで怪しいプログラムが動いていないか確認する。Antimalware Service Executableが少しCPUを喰っているので、調べたがWindows Defenderの一部のようなので無関係である。

スタートアップにプログラムが仕込まれていないか確認するが、見当たらない。

InternetExplorerのアドオンを確認すると「Shockwave Flash Object」が「有効」になっている。Flash Playerはたびたび脆弱性が問題になり、各ブラウザでは無効にする動きになっている。それが数少ないアドオンの中で「有効」になっているのは怪しい。Flash Playerが動かなくても、そんなに困ることもないだろう。特別なサイトでも見なければ。YouTubeは既に関係ない。「無効」に設定する。

InternetExplorerのキャッシュ(Cache)を削除する。これで、これまでの閲覧履歴は参照されず、参照できなくなる。キャッシュが参照されて同じURLから再度表示されることはなくなる。

「アプリと機能」を確認して、不要なアプリが知らずにインストールされてしまっていないかを見る。何と「LINE」がインストールされている。ネットの記事で見たことはあるが、実際にインストールされているのを見るのは初めてであった。今回呼ばれた事案とは関係ないが、アンインストールする。

スタートアップではこれと言って怪しいプログラムはなかったが、タスクスケジューラで怪しいプログラムを動かすようなキッカケが仕組まれていないかを確認する。

「Baidu-jp Updater」というタスクが動けるように設定されている。これも今回の事案とは関係ないと思われる。IMEはGoogle IMEをインストールしてあるし、それが使用されている。どのようなタイミングでインストールされたのだろう。ある時点でこれが動き出し、本体を知らない間にダウンロードしたり、胸くその悪いプログラムを引っ張り込んだりするつもりだろう。当然「無効」に設定する。

これらの設定を行ってから十数回再起動、シャットダウンを繰り返してみたが、「脅し」の表示はされず、その後もお客様から表示されたとの連絡が一週間無いので、ひとまずは収まったのだろう。

「脅し」の手順は、化粧品のCMにも見られる。近い将来、こんなにシミが増えますヨ、これを使えばキレイになりますよ。そんなに効果があるのなら、後から後から同じような機能の、同じような価格の化粧品が発売されることなく、それが爆発的にヒットして、追随を許さずブッチギリで売れそうだが、そんなことはなく、いつまでも同じような内容のCMが流されている。効果が無いか、薄いから次を試そうとなっているのでは。「脅し」のテクニック。

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投稿者 owner : 2019年02月06日