2016年07月25日

Boot Menuが出る

Boot何とかが出るとの事でご連絡。

何度か電源オン/オフを繰り返すとWindowsが起動するらしい。BootMenuを起動するファンクションキーが軽く押された状態になっているのだろうかとか考えてご訪問。

何年振りかでお伺いすると、デスクトップからノートパソコンに買い換えられていた。当時はWindowsXPだったのだが、サポートが切れたので交換したのだろう。パソコンは富士通の「LIFEBOOK AH42/H」で、購入当時はWindows7。

「Windows10にしろ攻勢」に負けて、Windows10にしたそうだが、今回のトラブルはWindows7当時から発生していたのでWindows10へのバージョンアップによるトラブルではないらしい。

電源を入れるとBootMenuが表示される。その前には「ネットワークブート」の画面が一瞬表示されるのでキーボードのトラブルではない。HDDからもDVDからも起動できないのでネットワークブートをするが、それからも起動できない。今まで数回リブートすると回復したらしいが、当日は起動しなかった。

BIOSを調べると、HDDの型番が表示されていない。DVDは型番が表示されているので、HDDを認識していないようだ。HDDを外してみる。WesternDigitalのWD7500BPVTで750GBの容量。再取付して、再起動させても同様にBootMenuが表示される。

ノートパソコンと電源ケーブル、リカバリ用DVDを持ち帰り対応することにする。

HDDとSSDの違いなどを説明したが、あまりピンと来ていないようなので同容量のHDDに換装する事に決定。Amazonで同容量の日立のHDDを見つけて妥当な価格だったのでプチッと発注。1TBのHDDとそんなに価格は変わらないが、お客様には同等品との換装であることを説明しやすい。

HDDはゆうパックで郵便受けに到着。緩衝材入りで箱に入れられ封筒に入っているので大丈夫なんだろうけど、HDDを扱うものとしては少し心配。初めてHDDを購入した時には、帰りの電車で荷物を網棚に上げもしなかった。

リカバリ用DVDからWindows7をインストールする。パソコンに詳しくない方はDドライブの存在すら気にしないし、Dドライブにデータを保存する事もない。なのでリカバリ用DVDから一番少なくできる100GBに設定する。

インストール終了後にWindowsアップデートをさせたら、何個あるかの表示まで6時間を要した。表示された個数は280個。アー、これならば「KB3125574ロールアップ」をダウンロードしておけば良かったと思ったが、ここまで来たら進ませる。引き続きインストールすると9時間。パソコンには夜中中作業させておいた。その後0個になるまでに87個のアップデートを6回でインストールする。

外したWD7500BPVTは釘を打ち付けて内部のプラッタを破壊する。

お客様に修理が完了したことを連絡し、パソコンを持参してお伺いする。まずはインターネットの接続。お宅のTV、インターネット、電話はJCOMと契約して、工事はおまかせ。無線ルータを探したが見つからない。お客様は電話機の傍の機械を指差すが、あれから電波は発せられない。スマホのアプリでWiFiを探すと「HUMAX」の電波を強く受信している。JCOMの無線はほとんどが「HUMAX」で表示される。結局は50インチのTVの裏側に設置されていた。

メールは以前使用していたメールアプリを訊いても判明しなかったので、Liveメールをインストール。JCOMからの来状を出して頂いたが、「アカウント」には何も記載されていない。試しにJCOMからメール設定のソフトをダウンロードして設定させたら「アカウント」は「メールアドレス」と同一に設定されたので、それを参考に設定したら、メールも無事に開通。私の携帯と送受信テストを行って問題なし。

Windows10に無料でバージョンアップするのであれば、残り数日しか無いがお客様はWindows7になったことで安心したようなのでWindows10にはしないのでは無いだろうか。

Windows10でトラブルが発生し、Windows7に戻すことにした時には先程の「KB3125574ロールアップ」が役立つかも。


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投稿者 owner : 2016年07月25日