2011年08月02日

Windows7 環境構築 (2:KVM)

CPU切替器(KVM)を購入した。

WindowsXPのPCとWindows7のPCを一台のキーボードと、一台のマウスと、一台のディスプレイで操作するため。それぞれ2セット用意すれば簡単だが、置き場所と費用が必要になる。KVMに求める機能はキーボード、マウスを切り替えられれば良い。USB接続の方が良い。

それで選択したのがタイムリーの「GR-KVM201」。残念ながらタイムリーのサイトにこの商品が載っていないようなので「AKIBA PC Hotline!」に掲載された記事をリンクする。USBとD-Subの切替で1000円以下で販売している。USBが3ポート付いているので、プリンタの接続も切り替えられる。私が必要としている機能に加えて安価である。これにしよう。

この「GR-KVM201」を購入しても失敗しないかをネット上で調べる。一般的に商品説明のサイトにマニュアルなどがPDFでリンクされていたりするが、見つけられない。日本では「GR-KVM201」として販売されているが、日本以外では箱の片隅に見える型番「MT-201UK」として販売されているようだ。しかし、どこでもマニュアルやPDFなど、詳しい説明を載せた文書のようなものは見つけられない。

ネットに掲載されている写真を見ていると、D-Subが3本。これは2台のPCからのケーブルと1台のディスプレイ用だと判断できる。USB-Aが3本。USB-Bが2本。これが判らなかった。USBが3ポート付いているのだからUSB-Aが3本なのは判る。しかしどうしてUSB-Bが2本しか無いのだろうか。色々な種類のCPU切替器をネット上で調べてみたら、回転の鈍い頭が理解できた。これはUSBハブなのだ。

USB-Aの3本とやりとりする信号を、USB-Bの1本でPCと接続している。だからUSB-Bは2本で事足りる。これで安心してこの「GR-KVM201」を購入できる。秋葉原に寄って購入してきた。他にも購入したものがあるが、それは別の機会に。USB-A/Bの接続ケーブルは2本持っていたので、それは購入しなかった。持っていないのであればUSB-A/Bのケーブルを2本購入する必要がある。

「GR-KVM201」の「USB CONSOLE」と書かれたUSB-Aのポートにキーボード、マウス、プリンタを接続する。PCの設置位置から分かりやすいように「PC1」側はWindowsXP、「PC2」側はWindows7に接続する事にした。D-Subは接続しない。BenQの「E2420HD」にはHDMIが2本挿せるようになっているので、HDMI1にはWindowsXP、HDMI2にはWindows7とする。HDMIを切り替えるのなら安いHDMI切替器を購入するのも対応案である。スイッチの押す手間をいとわなければ。

「GR-KVM201」から出ていくUSB-Bのケーブル(PCに挿す側はUSB-A)ケーブルは机の下に回り込むので、抜けないように「GR-KVM201」にインシュロック(結束バンド)で縛り付ける。また、机の下に降りた時にどちらのケーブルかが分かるように、赤いインシュロックでUSB-A/Bケーブルの両端に、PC1側は一本、PC2側は2本目印をつける。

「GR-KVM201」の全部がそうなのか、この個体だけなのかは分からないが、PCの電源を入れた時、電源を入れた側の赤いLEDが点灯するのではなく、いつも「PC2」側が点灯する。まだWindowsXP側しかPCに接続していないのだが、それでも「PC2」が点灯する。プチッとスイッチを押さなければ、WindowsXP側でキーボードなどが使用できない。

この「GR-KVM201」の「購入前に必ずお読みください」にも書かれているが「ワイアレスタイプのUSBキーボード、USBマウスはサポート対象外です。」とある。KVMをネットで調べた時にも、多くの機器に同じ注意事項があったりする。しかし私のワイヤレスマウスは問題なく使用できている。基本は機器の注意事項通りなのだろうが、私の場合は使用できた。

私が見つけられなかった取扱説明書(マニュアル?)を事前に読みたい方のために、「GR-KVM201」の箱の中に入っていてスキャンしたものをリンクしておきます。

日本で用意したと思われる取扱説明書

Windows7 環境構築 (1:始動)


https://www.ktservices3.com/

投稿者 owner : 2011年08月02日