2011年03月26日

水戸・弘道館

法人案件で水戸駅近くに行った。時間に余裕があったので偕楽園でもと考えたが、行って戻ってと考えると近くの弘道館へ見学に行った。でも、これは3月11日14時46分の東北地方太平洋沖地震が発生する前の事である。現在は弘道館も被災し、弘道館公園のサイトでは観覧中止を伝えている。

水戸駅からそれほど遠くない場所に弘道館公園はある。道標が角ごとにあり、徒歩でも迷わずに辿りつける。駅前には水戸黄門様、助さん、格さんの銅像が建っている。南口側には水戸納豆記念碑が建っている。水戸の二大スターが北口、南口に建っている。

弘道館の手前に市立三の丸小学校があるのだが、その門構え、校舎ともお城のような造りである。こんな校舎に通学していると、毎日緊張して勉学するような、そんな気がした。

弘道館前には観光バスが5~6台程停車している。運転手さんとガイドさんが残っているので、お客さんは全て弘道館に入っているのだろうか。個人で見学するには190円。仕事で使うPCが入っている膨らんだバッグを見て受付の方が「お預かりしますか」と言ってくれたが、まあ見学する時間程度は大丈夫と思い、辞退した。

正庁や至善堂と順を追って見学する。板の廊下には「すり足」をして歩かないように注意書きがある。畳の廊下もある。このような施設は足が冷たい。昔の人は我慢強かったものだ。上の写真にもあるように、この日は水の表面が凍っていた。

以前に松戸・戸定邸を見学に行ったが、水戸藩主・徳川昭武の松戸別邸である。戸定邸は1884年に完成、弘道館は1841年に完成したらしい。40年ほどの開きがあるが両方共水戸藩ゆかりの地である。弘道館の内部には戸定邸の説明書きがあった。戸定邸の内部に弘道館の説明書きがあったかは記憶にない。

弘道館にはボランティアの説明員が複数いらっしゃる。観光バスで来たであろう高齢者の集団が、その説明員の方といくつかのグループを作り見学している。そのグループを追い越したり、他のグループに追いついたりしながら見学して回った。お客様と話をしながら、相槌を打ちながら説明しているような感じであった。

孔子廟や八掛堂は「利用時間」が記載されていないので見学コースには入っていないように見える。私も見学しては来なかった。柵で行けないようだが確かではない。

あちこちに梅が咲いており、梅の香りが漂う水戸であった。現在は偕楽園も被災して閉園している。


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投稿者 owner : 2011年03月26日