2009年09月14日

BlueScreenView

BSOD(Blue Screen Of Death)が再現できるソフト。

お客様から「一瞬、青い画面になった」と伝えられることがある。そんな時には「イベント ビューア」でエラーを確認するのだが「イベントのプロパティ」では分からないことが多い。

Windowsのディフォルトでは、ブルースクリーンが発生したあと再起動が行われて、場合によってはこれの繰り返しになる場合がある。ブルースクリーンには調査に必要な項目が表示されているので、これを書き留めようとするには「システムのプロパティ」→「詳細設定」→「起動と回復」の「設定」→「自動的に再起動」のチェックをはずしておかなければならない。

XPではブルースクリーンが発生した時には、ダンプが%SystemRoot%/Minidumpフォルダに採られている。これをマイクロソフトの作法に従えば「Debugging Tools for Windows」を使用して必要な情報を取得するのだろうが、これをお客様のPCにインストールするか、ダンプをコピーして私のPCで「Debugging Tools For Windows」を実行するかであろうが、少し重い。

%SystemRoot%/Minidumpフォルダに残っているダンプからブルースクリーンの画面を再現して「バグチェック文字列」や「バグチェックコード」などを表示してくれるソフトが「BlueScreenView」である。ブルースクリーンの画面から情報を検索できる方であれば日本語化されていなくても大丈夫だろうが、日本語化ファイルも提供されている。私が試した範囲ではUSBメモリからも起動可能であった。

STOPの原因を調査するのに必要なキーワードは「バグチェック文字列」と「バグチェックコード」「原因のドライバ」であり、まずは最初にこれらを検索する。ここから原因調査が拡大していくのが主な流れである。それの取っ掛かりを簡単に表示してくれるのは原因調査・問題解決を担当する者としては非常に有用である。

これもフリーソフトとして使用可能なのはありがたい。


https://www.ktservices3.com/

投稿者 owner : 2009年09月14日