2008年10月08日

はじめてのKnoppix

ノートPCの「HP nx6110」を無線LAN対応にする事にした。

既に無線LANカードを購入していて使用している。しかしPCで無線LANを使用する時に、カードを挿さないと対応できない。DVDのトレイが調子悪くなった時にノートPCの底部を開けた際、簡単に内蔵の無線LANカードを装着できるように、アンテナ線まで用意されている事が分かった。

HPのWebサイトで無線LANが最初から装着されているカードは「Intel PROワイヤレス2200BG」であることを確認。秋葉原で中古のカードを見つけたので購入した。どんなPCに装着されていて抜かれてきたのだろうか、そのPCは無線LAN対応でなくなったのか廃棄されたのか。

無線LANカードを装着して電源オンしてみると「104-Unsupported wireless network device detected System Halted. Remove device and restart.」と出る。サポートされていない訳は無いだろうとネットを調べて見ると、HPとLenovo(IBM)は純正のカードでないとBIOSではじく仕様にしているらしい。知らなかった。有名な話らしい。更にググると対応が可能なようである。

「特価ノート nx6120 解体新書」
「π氏の雑記」
「NVX Diary」
「ノートPCでホームAVサーバ」
「Taxigloo」
これらのサイトは全て同じ内容である。「Knoppix」を使用してカードのEEPROMを書き換えてインテルのカードをHPで利用可能にする方法が記述されている。早速、記述に従い必要なプログラムをダウンロード、KnoppixのV3.8.2をCDに焼いて準備。

Knoppixをロードする直前に無線LANカードを挿して、パッチを当てるが確認しても書き換わっていないようである。全ての手順を実行して見てからノートPCをBootすると、やはり「104-Unsupported~」のメッセージが出る。実機でうまく行っている記述のように見える内容もあれば、実機ではうまく行かない記述もある。我家のノートPCはもう一台もHPである。やはり実機ではできないのだろう。

そこでデスクトップPCで書き換える事にする。miniPCIをPCIに変換するアダプタを購入する必要がある。ネットで調べたら「テクノハウス東映」に安めの「SINTECH ST8012」を販売している情報があったので秋葉原に寄った時に購入してきた。

ST8012に2200BGを挿してデスクトップPCを起動すると2200BGを認識した。期待が持てる動作である。CDからKnoppixを起動すると途中で停止して進まない。デスクトップPCに認識できないチップやカードがあるのだろうか。それでは最新で日本語のKnoppix V5.3.1をCDにしてロードしてみる。起動は完了するが2200BGを認識しない。記述にあったKnoppix V3.8.2でなければうまくいかないのかな。今度はV3.8.2の次のバージョンの「KNOPPIX V3.9-2005-05-27-EN.iso」をダウンロードしてCDから起動。

起動も完了し、2200BGも認識している。パッチを当てて確認するとEEPROMが書き換わっている。うまく行ったらしい。2200BGを抜いてノートPCに挿す。BIOS起動時に「内蔵無線ネットワーク デバイス信号」を設定しなければならないのに、そのまま起動してしまった。再起動しなければと思ったが、そこで気付いた。「104-Unsupported~」のメッセージでBIOSがはじいていない。無線LANカードが使用できるカードとして認識された。

BIOSの設定をして再起動。「無線LAN」のスイッチ・ランプとインジケータ・ランプの青いLEDが点滅したりしながら起動している。起動後は常時点灯するようになる。黒いボディーに青いLEDは似合います。我家の無線LANの設定をするがインストールされているドライバではどうも安定しないようである。

インテルのサイトから最新のドライバとネットワーク・コネクション・ソフトウェアをダウンロードして、インストール。ドライバも安定しているし、ネットワーク・コネクション・ソフトウェアも使いやすい。「User Guide」もダウンロードして参照する。

はじめてKnoppix(Linux)を使用してみたが、コマンドとか操作は参照したサイトに記述されている範囲を超えては実施していない。これを覚えるとレスキュー用のCDとしても使い物になる可能性を感じた。


https://www.ktservices3.com/

投稿者 owner : 2008年10月08日