2007年04月22日

それぞれで

いつものお客様からの依頼で。

バックアップを採ろうとしたら「使用可能スペースが14GBしかありません。大丈夫ですか?」と表示されるとの連絡である。これはこの時に仕込んで置いたメッセージである。初期にHDDの内容全てをバックアップした時に15GB程度要した。それで15GBより少ないスペースしか残っていないと注意を喚起するメッセージを用意しておいたのであるが、それが実際に表示された。

コスト削減で2台のPCから1台のHDDへ、HDDの内容全てを7世代(一週間)保存するように設計していた。小企業ではPCにも余裕が無い。HDDが故障して始めからインストールしていたのでは直前の環境に戻すには、記憶をたどりながら数日かかってしまう。元には戻らないかも知れない。昨日のバックアップから全てが戻れば簡単である。サーバを準備する余裕は無い。NASを購入するにはPC一台程度の費用が発生する。PCを自作支援代行で安く購入するが、1台HDDを増設すればそれらの問題はかなりクリアされる。

プロポーザルとしては
(1)バックアップを採らない。これはPCで仕事をしている小企業としては危うい決定。
(2)複数世代のバックアップではなく、一世代とする。
(3)PC毎にバックアップ用のHDDを内蔵して、これまでのように複数世代のバックアップを取得する。
お薦めは(3)で出費はPC1台に1万円程度。「それじゃその線で!」これもPCのケースをミドルタワーにしてあるのでHDD1台内蔵するには余裕の拡張性がある。

HDD3台を購入・フォーマット準備完了して持参。バックアップ・プログラムは勿論「Driveimage XML」。「Driveimage XML」はバージョンアップされてバックアップするスペースが少し少なくなったようである。HDDを内蔵してバックアップするコマンド(バッチ)は複数台制御するコマンドからシンプルな元のコマンドに戻してそれぞれテスト。バックアップが終了してPCの電源がオフになるのを確認。曜日のフォルダにバックアップが採られたことを確認。写真などを大量に保存しなければ、しばらくこの方法で行けるだろうと考えられる。

上図はバックアップを起動するバッチのショートカットに付けたアイコンである。バックアップすることの「吸い上げ」のイメージと「元へ戻せる」イメージを持たせて「%SystemRoot%system32\shell32.dll」から選択した。


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投稿者 owner : 2007年04月22日