2006年03月31日

BackUp役立つ

いつもお世話になっているお客様からの連絡があった。
「昨日のバックアップからファイルを戻したい」との事である。このお客様はバックアップを提案しご採用いただいている。

詳しく聞いて見ると、業者から提供されるソフトが昨日帰宅時までは正常に稼動していたが、
今朝データを少し入力して確認していたら、過去のある日のデータが無いことを発見した。
このソフトは出荷情報や課金情報の共有のために業者とデータをやりとりしている。Webサイトの情報によるとAccess97で作成されているらしい。
ソフト提供業者に相談したら業者側が保有しているデータを提供してくれた。
それをソフトが起動している最中にデータをコピーしてしまった。
それ以降、この提供ソフトを起動すると「エラー3343」が表示され起動されない。
後にも先にも行けない状況になったのでK.T.Servicesに連絡である。

業者のシステム担当と話しているが「3343」のエラーは初めてらしい。Accessで作成されていることからAccessでの3343は「データベースの形式を認識できない」ようである。データベースが変な状態で上書きされデータベースを正しく読めない状態になったようである。
そこで正常稼動していた昨日のバックアップから該当データベースを戻そうと考えた。
「DriveimageXML」はドライブ、パーティション、ファイルのどの単位でもバックアップを戻せるので、ファイル単位で戻すように電話で「DriveimageXML」の「Browse」(上部写真)操作を伝える。「Overwrite」するかのダイアログが出たようなので、操作はうまくいったようだが同じエラーで起動できない。お客様への発送業務が停滞・遅延してしまうので「出張サポート」になった。

データベース(~.mdb)は数個あるので他のデータベースとの整合性も心配である。レジストリに何か書き込んでいないかも確認する必要がある。業者システム担当と連絡をとり、昨日のバックアップからそのプログラムで使用している全てのファイルを元に戻すことを提案したら「やって見て欲しい。レジストリに書き込むかは確認できない」との事なので、まずはフォルダにある該当するファイル全てを「Browse」により戻す。いよいよソフト起動。

問題なく今朝起動した状態で使用可能になった。電話でサポートしてくれているシステム担当も何が悪いかは特定できない。これで提供ソフトに登録が可能になり、お客様へメールでお伝えしている「問い合わせ番号」も表示されるようになった。「安い・早い」で売っているショップであるので一日でも早く購入した商品をお客様に届けたい。6時間ほど作業が滞って今日発送できる商品が少なくなってしまった。でも過去のデータが無くなる事も無く業務は継続できた。システム担当は今日復旧できなければ新規に提供ソフトを導入することを考えてCDの手配をしていたようである。"0"出発は許して欲しいものである。

バックアップを実装されたお客様も、実装後一ヶ月ほどでバックアップの有効さを実感して、もう一台も近いうちに検討するとの事である。ハードウェアのトラブルだけではなくデータのトラブルでもバックアップは有効である。


【DriveImage XML活用】HDDに一週間分フルバックアップ


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投稿者 owner : 2006年03月31日