2006年01月15日

電源ユニットのFan交換

しばらく前から、電源ユニット内のファン(Fan)の挙動が変である。静かに回転している時もあるが「ウル~ン・ウル~ン」と回転数が遅くなっている時もある。写真の電源ユニットである。

ケースを購入したのが2003年01月頃で既に3年程度使用している。
インテル(Intel)のCAG(Chassis Air Guide)1.1は2003年09月に出されていて、このケースはそれ以前の購入であり、Prescottには対応していない。パッシブダクトも装備されていない。シャーシ内を38℃以下に保つためにも電源ユニットのファンを交換することにする。何で電源ユニットのファンだけか?350W電源ユニットだと安いものでも5,000円程度の出費になるのでファンだけにする。

そのファンも、使用していないPCケースの背面ファン8cmをはずして、電源ユニット内に装着する構想である。電源ユニットにはシールが貼付されて、はずすと保証は無効と書いてあるが、これは自己責任の範囲で。

電源ユニット内のファンのケーブルは2本。一般的なファンのケーブルは3本である。これはインターネットで調べて、「黒→黒」「赤→青」「白→無接続」と接続することにする。
またケーブルはソケット接続ではなく、半田付けである。

電源ユニットをケースからはずす。
電源ユニットからファンをはずす。
ケーブルは皮膜を剥く時に失敗する可能性があるので、出来るだけファンに近いところで切断。
PCケースからはずした交換用8cmファンを電源ユニット内に装着。
交換用8cmファンのケーブルを、なるべく長く残して切断。
電源ユニットからのケーブルと、交換用8cmファンのケーブルの皮膜を剥ぐ。
やはり一回失敗して、再度長さを揃えて皮膜を剥ぐ。
ケーブルを軽く留めてセロハンテープで接続部が金属部分に接触しないようにしておいて、電源ケーブルを接続、電源スイッチOn。
Mother Boardのパイロットランプは点灯しているが、ファンも回転せずPCは電源オンにはならず。
電源ケーブルを抜いて、接続部をもう少し強く押さえてから、電源ケーブル接続、電源On。
今度はファンも回転し、PCも起動した。ファンに通電しなければ電源オンにはならないように出来ているようだ。でもファンが回転しなくなっても電源が通じていれば電源オンの状態は継続し、ケース内は温度が上昇していく事は想像できる。
電源ケーブルを抜いて、ファンのケーブルを最終的に接続することにする。
半田付けはあまり得意でないので、お互いのケーブルを強く撚って絶縁テープでしっかりと留める。すこし長めのケーブルもまとめてテープで留めて、電源ユニットの中に収める。
電源ユニットのケース蓋をかぶせて、再度電源オンのテスト。良好である。
電源ユニットをPCケース内に収容し、PCケースの蓋を閉じる。PCケースを定位置に戻して、電源オン。ファンも回転し、PCは正常に起動した。

PCケースの蓋を開けた状態でもEverest Home Editionで温度や、他のファンの回転数をチェックしていたが、蓋を閉めた状態だと少し温度が上昇して計測されるので、再チェック。

結果は良好である。
IntelのMother Board上で計測しているZone1、Zone2の温度も上記CAG1.1の範囲に入った。それに伴ってCPU温度も下降している。
CPU Coolerの交換との相乗効果でCooler交換以前と比較するとCPU温度は17℃も下降した数値になった。

PCの温度やファンの回転数は頻繁にチェックしているが、自分の血圧のチェックをもう少しこまめにする必要がある。


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投稿者 owner : 2006年01月15日